過払い請求 特集

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裁判所に訴状を出しに行った時と、実際の裁判での話

自分で作った訴状が裁判所に受け取ってもらえるのか、ちょっと不安ではありましたが無事に受理されました。

それにしても生まれて初めて裁判所に行った訳で、なんとなく重たい雰囲気があって緊張しましたが、受付をしてくれた裁判所の担当者は親切な人でした。

提出した書類一式
  • 訴状(裁判官用・プロミス用の2部)
  • 証拠書類(裁判官用とプロミス用の2部)
  • プロミスの代表者事項証明書
  • 切手
  • 印紙

印紙は裁判所内で購入できたのですが、切手は必要な金額と枚数を教えてもらってから裁判所近くの郵便局へ買いに行きました。
裁判を起こすのに約15,000円ほどかかりました。

プロミスの答弁書が届いた

答弁書とは、こちらが提出した訴状に対するプロミスからの反論書です。
どんなことが書いているのだろうと見てみると、

  1. 原告の請求を棄却する
  2. 訴諸費用は原告の負担とする との判決を求める

え?全面対決になっちゃうの?
ちょっと不安になってきました。

しかも続きがあって、

  • 契約の締結と甲第一号証(※)の取引は認める
  • その余は否認もしくは不知

裁判に出される文章だからでしょうか、ものすごく威圧的な文章に思えて仕方ありません。しかも、そんな堅い、読む気にならない、読むのも難しい文章が4ページほど続いていきます。

やっぱり自分で裁判をやるなんて無謀だったかな・・・と、弱気になっていたのですが、答弁書の最後に和解の提案が書かれていました。

  1. 解決金として、約140万円を支払う
  2. 被告は原告に○月○日限り、指定の口座へ振り込む
  3. 互いに債権債務がないことを確認する
  4. 訴訟費用は各自の負担とする

プロミスから返してもらえるお金は、こちらの希望通りの金額です。
和解の提案がされているから、これは裁判に行かなくても良いのかな?と思い、裁判所へ電話で確認してみることにしました。

裁判所へ電話で確認

和解案が出ているので裁判所に行かなくても良いのかと思ったので、裁判所に電話をして確認してみることにしました。

担当者には和解に応じると伝えたのですが、裁判官に伝えておきますといわれただけで、期日にはちゃんと裁判所に顔を出さなければならないようです。

プロミスとの和解が成立

第一回口頭弁論の日。
和解になると分かっていて気が楽とはいえ人生初の裁判ですから時間に遅れないように30分ほど前に裁判所に着きました。

ただ早く着きすぎたのか、指定された部屋は鍵がかかっていて入ることはできません。扉の前には今日の裁判のスケジュールが張り出されています。1時間あたり10~15人くらいの裁判が行われるようです。

時間が来て法廷の鍵が開き中へ入ります。
本人確認が済んで、傍聴席に座って自分の順番を待ちます。
周りを見渡すとスーツ姿の中年のおっさんばかりです。
おそらく弁護士さんや司法書士さんなのでしょう。

数人の裁判が終わって、自分の名前が呼ばれます。

裁判官からは

  • 和解に応じるということで良いのか?
  • 解決金の振込口座を教えて欲しい

ということだけ聞かれて、初めての裁判は終わりました。
過払い金の返還は2ヶ月後になるようです。

プロミスから過払い金が返還された

裁判の日から2ヶ月と数日が経った約束の日。
口座を確認したところプロミスから約140万円のお金が振り込まれていました!

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