レイクへの過払い金返還請求まとめ
「ほのぼのローン♪ほのぼのレイク♪」のCMでおなじみだったレイクも2008年より新生銀行の傘下になりました。
裁判を起こせば過払い金満額+利息までの回収も問題なくできるという点は、他の貸金業者に対する過払い金返還請求と変わりません。
レイクに対する過払い金返還請求の裁判で問題となる点
レイクとの争点がなければ1回目の口頭弁論が終わった段階で和解もできるのですが、下記2点がある場合には最高裁判例を把握しておくことも必要になります。
- 取引の分断がある場合
- 取引履歴に平成5年以前の未開示部分があり、ゼロ計算(残高無視計算)や推定計算を行って過払い金の算出を行っていた場合
取引の分断がある場合には、「一連取引と評価できるか?」という具体的基準(最高裁判例)を押さえておいた方が良いでしょう。
ゼロ計算や推定計算を用いて過払い請求をする場合には個人でやるよりも弁護士さんに依頼した方が良いかもしれませんね。
レイクに過払い請求をする知人にアドバイス
管理人の知人がレイクからお金を借りていました。
借入金額は20万円、取引年数は約3年。
取引年数はかなり短いのですが、既に完済しているので、
少額ながら過払い金が発生しているのは間違いありません。
知人は、
- 過払い請求って何?
- 裁判?面倒だからやらなくて良いよ・・・
と当初、乗り気ではなかったのですが、なんとか説得して過払い請求をすることになりました。レイクは取引履歴の開示を求めても古い取引の記録は破棄しているということで開示に応じない貸金業者でもありますが、今回は比較的新しい取引と言うこともあり、スムーズにいきました。
個人で過払い請求すると、ほとんどの場合が訴訟をしなければキャッシング会社に相手にされないと思いますが、今回は過払い金自体が少額だったこともあり、訴訟前の和解で落ち着きました。
裁判をしなくても、こういった過払い金の解決方法もあるのだ・・・
という目線で、今回の体験談に読んでもらえればと思います。
それでは、レイクへの過払い請求 体験談の始まりです。
レイクから過払い金が振り込まれるまでのやりとり 1件目
解約手続きと取引履歴の開示請求
友人の気が変わらないうちにレイクへ過払い請求をすることに。
まずは取引履歴の開示請求からです。
引き直し計算の結果、少額の過払い金でした
レイクから取引履歴が届いたので引き直し計算を行いました。
案の定、過払い金は少額でした。
過払い金返還請求書の送付と和解の電話、そして返金へ
過払い金返還請求書を作成し、レイクへ送付。
裁判前の和解交渉は相手にされないと思っていたのですが、レイクから和解の申し出がありました。そしてお互いが納得できるラインで合意できました。
取引履歴の一部開示漏れに関するお知らせ
レイクを展開している新生フィナンシャルから取引履歴の一部について開示漏れがあったことを公表しています。この影響を受ける可能性がある人は約18万人。
レイクから過払い金が振り込まれるまでのやりとり 2件目
レイクへの過払い請求は裁判所に訴えるだけで簡単に解決
レイクへの借金がまだ残っていたので、銀行の借り換えローンを利用して完済してから過払い請求をスタートさせました。
訴える前に交渉で過払い金が戻ってくれば良かったのですが、結局、裁判をすることに。それでも訴えの内容で争うことなく和解で終了しました。